価格に一番大きな影響のあるのは設計です。
どんな形にするのか、どんなものを使うのかで、価格帯は決まってしまいます。
複雑なもの、高級なものを使うと価格は高くなります。
二番目に影響のあるのは、その家の建造に直接関係のない間接経費の大きさです。
社長や中間管理職などのお給料や、本社経費、集客のための費用などです。家の価格にこれらの費用が多く含まれていると高くなります。
三番目は、仕入れや工務計画です。同じものを高く仕入れたり、同じ工事を非効率に計画したりすると価格は高くなります。
一般的なビルダーさんは、
一番目の設計で、高価格でも魅力的な商品構成を目指します。
二番目の間接経費は、会社規模の拡大やブランドイメージの構築を図るために削れません。
三番目の仕入れや工事の効率化を追求して収益性を高めます。
つまり、中心となるコストダウンは、三番目のいかに工事費用を削るかということになりがちです。
ここには、お施主さんにとってのメリットはあまり見えてきません。
お施主さんの感覚では、
一番目の設計では、自分たちの大切なことにはお金をかけて、そうでないことは節約したメリハリのある設計で、価値感に合う無駄のない設計をして欲しい。
二番目の経費は、直接自分たちの家づくりに使われる費用ではないので、小さければ小さいほどいい。
三番目の仕入れコストなどは、同じ製品なら少しでも安い方が良いけど、一番安い職人さんに建ててもらうのは嫌だ。必要な技術を持った人が丁寧にできる程度の、できるだけの低コストを目指して欲しい。つまり、安い方がいいけど安いだけじゃダメ。
そして、一、二、三の結果、「同じものならより安く」「同じ価格ならより良い建物」を手に入れたい。
と考えるのが、一番真実に近いのではないかと思います。
最強工務店宣言では、この真実に近づけば、無駄な集客コストなどをかけなくてもお客さんは来てくれるのではないかと考えました。
広告にかける分のお金を食材にあて、より良い料理を提供することで、勝手に繁盛している、ランチの美味しい地元の名店戦略の真似です。
最強工務店宣言以降、コツコツ行っている「あたりまえ」の施策を次回から紹介していきたいと思います。
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