[プロローグ]
「森づくり」という活動は林野庁の旗振りもあり、全国で盛んです。
しかし、そのほとんどは、補助金のもらえるイベント開催が主で、リアルなモノづくりのサイクルとして森をつくっていこうという事例は多くはありません。
「森づくり」のスパンは、数十年から100年単位に及びます。
今を生きる人たちの森に対する愛情の成果を、今の人たちが享受することはできません。
今の人たちが享受する成果は、100年前に生きた人の愛情のたまものです。
100年先の成果を想って、毎日愛情をもって作業するということは簡単なことではありません。後継者のいない山にとってはなおさら大きな問題です。
親子代々「森づくり」に情熱を燃やし、森に愛情を注ぎ続け、そのうえで、経済の変動をも乗り越え、未来も森と一緒に生きることを決断している林業家。それが、林業家 森庄です。
[顔の見える森づくり 顔の見える家づくり]
最終製品、例えば磨き丸太やフローリング、構造材に至るまで。
こんな風に使いたいという想いがあれば、森から木を伐りだすときから運んだり転がしたり保管したりするときにもできるだけ傷つけないように、自然に丁寧に扱われます。
もちろん、木を切り出すことだけを仕事にしている方が乱暴に扱うというわけではありません。
それでも、最終製品になって暮らす人のことを想像できる仕事との間には、大きな違いが生まれます。
森庄ブランドの材を扱うとき、我々は木を伐り出す人、製材で仕上げる人、選別して運ぶ人の顔を思い浮かべます。
森庄の人たちにも、造る大工さんや暮らす人(※プライバシーには十分な配慮をしております。)の顔を思い浮かべて作業をしてもらいたいと考えています。
私のために。あなたのために。みんなの中に、そんな想いが流れるような家づくりを森庄コラボで実現します。
[体制]
萩森建設は、東三河で唯一、林業家 森庄とのコラボレーションを進めています。
森は、余すことなく使える資源の宝庫です。
しかし、多種な状態の木材を、それぞれの使い道に合わせて愛情と情熱をもって仕上げるのは大変なことです。
構造材としては価値の低い木をどうするか?
目的の材をとった後の余った部分はどうするか?
間引きした細い樹齢の浅い木はどうするか?
それぞれの特徴に合わせて価値を創造するのが、林業家です。
森から様々な価値が生まれることに異論のある方はいませんが、その価値に大金を支払っていただけるユーザーは多くありません。
森庄と萩森建設は、森から建築現場まで、必要な工程を丁寧にこなしながらも、流通業者を通さないことで圧倒的な低価格でユーザーに届けられる体制をつくりました。
日本一愛情と情熱が詰まった「桧と杉」材を、低価格でお届けできるのは、東三河で萩森建設だけです。
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