桧のお風呂は、『あり』か『なし』か


<新築で、桧貼りの壁に、桧の湯舟でお風呂をつくることがあります。

その8年後、湯船を交換し、壁の手入れをします。

さらにその10年後、ユニットバスに交換します。>


これは、木のお風呂を造った場合のあるあるなのですが、これをどう評価するかは、状況や価値観によって様々です。

当初からユニットバスであれば、機能的な耐久性という意味では、この例の8年+10年の18年間程度では、全く問題なく使い続けられます。

「最初からユニットバスにしたほうが良かった。」

そういう『なし』評価もあります。


一方、20年くらい経過すれば、機能的には問題なくてもくたびれてきた感じはあるので、機会があればリフォームしたいな、と感じる方が多いのも事実です。

「ユニットバスでも交換はするので、気に入ったお風呂にはいれる方がいいじゃん。」

そういう『あり』評価もあります。


桧のお風呂も、コスト的には普通のユニットバスと大差はありません。

萩森建設的「二〇〇年住宅」の概念には、メンテナンスフリーが絶対必須である。という考えはありませんので、愛着が増し、愛着が冷めないのであれば、桧風呂も大いにありえます。

素敵な時間が過ごせて、十分楽しんだ後に無難な設備にリフォームする。そのことを肯定的にとらえられるなら、長期的なコストを含めても、十分に『あり』なことですね。



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