下限は決める
上限は決めない
推奨基準はこれだ

長い間、国が推奨する断熱基準は、あまり高い水準ではありませんでした。

多くの住宅業者が、いまだにその水準に達することができていないのですが、一方で少し志のある業者にとっては物足りない基準であったため、それぞれ独自の様々な表現で断熱性能をアピールする必要があったのですが、そのため一般消費者が断熱基準に興味を持って勉強しようとすると、とても分かりにくいものになってしまっていました。

ついに、国も重い腰を上げて、新しい時代を見据えた断熱基準を整えようということになりましたので、萩森建設の基準の表現も見直していきます。

国の最も基本的な断熱基準は、性能評価制度における温熱環境等級というものです。

これは数字が大きくなるほど性能が高くなる仕組みで、従来は等級4が最高でした。

こちらの改正があり、等級4の上に、5,6,7が新設されます。豊橋市でのこれらの具体的な基準は下記のとおりです。

等級1~3     一般的な工務店、大工さん

等級4(UA=0.87) 国が義務化を目指したい水準

等級5(UA=0.60) ZEH水準

等級6(UA=0.46) 北海道での次世代基準相当

等級7(UA=0.26) 北海道での等級6を上回る水準


萩森建設の家は、最低限これ以上の省エネ性能は必ず達成するという「下限」と、ほとんどの案件について推奨する「推奨基準」があります。省エネにとことんこだわりたいという場合には、とことん対応させてもらいますので、「上限」の設定はありません。(^^)


萩森建設断熱ポリシー改

従来の最上級基準であった等級4を最低基準としてまいりましたが、等級5以上の基準が設立されるにあたり、弊社断熱ポリシーを以下のように改めてまいります。


下限 等級5相当 UA=0.6 (従来はUA=0.87)
推奨 HEAT G1相当 UA=0.56 (従来はUA=0.65前後)
上限 上限はありません。


推奨を上回る水準を達成する技術について

目標の断熱性能があれば、その目標を達成するのに最も適切でコストパフォーマンスに優れた技術で達成します。(デザインや間取りなどと、目標性能の組み合わせで、最適な断熱手法は変わります。)

建物のデザインにも影響されますが、等級6、7の達成には、壁の断熱材を充填断熱と外張り断熱のハイブリッドにする必要があります。

また、サッシのガラスについても、高断熱ガスの封入品、もしくは、トリプルガラスを選択する必要が高くなってきます。
これらの組み合わせは、外装材の選択や湿気を逃がす通気層の確保について特別な考慮必要など、デザインに少なからず制約があります。

そういった点を考慮しながら設計する必要があるため、超高性能住宅を目指す場合は、打合せの初期段階で、ご希望をお伝えいただくようにお願いいたします。



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