家づくりには、お金の問題がたくさんあります。
大きく分けると2つの大きなテーマに分けて考える必要があります。
・必要な金額
・用意できる金額
必要な金額とは、あなたの要望に応じて決まる金額です。これはあなた自身が自由に決めることができます。
用意できる金額とはあなたを取り巻く条件によって決まります。あなた自身では決められません。
そして、{必要な金額<用意できる金額}の場合、家づくりが可能となります。
重要なことは、「用意できる金額」とは、銀行が貸してくれる金額のことを言うわけではないということです。住宅ローンや贈与、自己資金など、資金の調達手段は様々ありますが、それらは手段であって、「用意できる金額」を決めるものではありません。例えば、自動車を購入の際にかき集められる金額のすべてを「用意できる金額」だと考える人はいません。自動車の購入のために「用意できる金額」というものがあります。同じように、住まいを手に入れるために「用意できる金額」を算出する必要があります。
繰り返しになりますが、「用意できる金額」は、あなた自身の希望や要望で決めるものではなく、あなたを取り巻く条件によって決まっていくものです。
家族構成、家族の年齢や進路、ご職業やご収入、贈与や相続の計画、などなどから、計算によって導き出されるものです。
必要な金額は、用意できる金額以下であれば、あなた自身が自由に決められます。用意できる金額を使い切る必要はなく、もっともっと節約することもあなたの自由自在です。
お金に関する苦悩が明らかになってきました。
あなたの取り巻く状況を把握して、「用意できる金額」をしっかり確認していくこと
住まいに対する要望をコントロール(多くの場合は我慢)して、「必要な金額」を決めていくこと
この二つのお金の概念を意識して考えていくと、お金の問題を整理しやすくなります。
それぞれを整理する過程で、住宅ローンの知識、補助金や税金の知識、住宅の価格に影響のある事の知識、お値打ちに工事をするための知識、などなど、勉強したほうが良さそうなことが無限に表れますが、それぞれをしっかり整理することで、後悔のない家づくりに近づくことができると思います。
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